▽研究者らはピラゾロン誘導体の性質について調べました。その結果、ある種のピラゾロンリン酸化化合物が、肝代謝安定性、細胞毒性、血液脳関門透過性などにおいて優れた性質を有することがわかりました
▽以上の結果は、ピラゾロン誘導体がALSの治療薬候補として有望な可能性を示唆するものであり、今後の臨床試験での検証が期待されます
(この研究は、平成27年7月17日付のJournal of Medical Chemistry誌に掲載されました)
引用元
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.jmedchem.5b00561?src=recsys
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これまでいくつかの記事で現状をお伝えしてきましたが、Genervon社とFDA両者の主張がかみ合っていない印象で、その後新たな進展がない様子ですので、なかなか厳しい印象です。
ただし、Genervon社も営利企業ですので、このまま不利な状況を放置することはないと思われます。なんらかの手はうって来るはずです。今後の展開がどうなるのか注目しています。