fc2ブログ
ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
202309<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>202311
Oxr1はFUS変異ないしTDP-43変異に起因したALSに関連した病態を改善する
▽RNA結合蛋白質であるFUSやDNA結合蛋白質であるTDP-43の変異がALSの病因の一部として報告されています。これら変異FUSないし変異TDP-43が折り畳み異常をきたし、凝集することで、細胞傷害性を発揮すると考えられています。

▽さらに、FUS変異やTDP-43変異に関連して、FUSないしTDP-43の作用対象となる遺伝子のスプライシング調節異常や、ミトコンドリア機能異常などが報告されています

▽変異FUSや変異TDP-43がいかにしてALSの病態をもたらすかについての詳細はわかっていません。

▽今回、研究者らは、新たにOxr1(oxidative resistance 1)蛋白質が、ALS患者の脊髄中において発現増加し、さらに酸化的ストレスに起因したアポトーシスから神経細胞を保護することをみいだしました。

▽Oxr1の機能を調べるため、蛋白質の相互作用について調べました。その結果、Oxr1はFUS蛋白質や、TDP-43蛋白質に結合し、FUSないしTDP-43が変異を有する場合、その結合特性が変化することをみいだしました。

▽変異FUSや変異TDP-43が発現している細胞においてOxr1濃度が上昇すると、細胞質内の蛋白質の異常局在化や、凝集、ミトコンドリア遺伝子のスプライシング異常などが是正されることがわかりました。

▽以上の所見は、Oxr1がTDP-43蛋白症に起因した病態に対して治療的有効性を有する可能性を示唆するものです

(この報告は、イギリス、 University of OxfordのMattéa J. Finelliらによって報告され、平成27年3月16日付のHuman Molecular Genetics誌に掲載されました)
引用元
http://hmg.oxfordjournals.org/content/early/2015/03/19/hmg.ddv104.abstract
関連記事
スポンサーサイト



コメント
コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/03/22(日) 02:27:20 | | # [ 編集 ]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150320/k10010022761000.html

なんかいいニュースでましたね
2015/03/22(日) 05:27:31 | URL | #- [ 編集 ]
ホント良いニュース!
気持ち上向きます!

HIDEさんはじめ、皆様、いつも情報ありがとうございますm(_ _)m
2015/03/22(日) 11:55:37 | URL | a #mQop/nM. [ 編集 ]
慶応大学の複数の既存薬 ALS患者特有の変化抑制
昨日まで開催されていた第14回日本再生医療学会総会で慶応大学が発表していたようです。

予稿集をお持ちの方がいらっしゃれば、情報をアップしていただけませんか。

http://www2.convention.co.jp/14jsrm/index.html
2015/03/22(日) 12:40:38 | URL | かなくん #- [ 編集 ]
17種の既存薬について
情報ありがとうございます!

17種の既存薬をご存知の方は情報のUPをお願い致します。
2015/03/22(日) 16:15:52 | URL | いのべた #- [ 編集 ]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2023 Powered By FC2ブログ allrights reserved.