▽HEALEY ALS platformが開始されて3年が経過しました。これまでに2つの薬剤が有望な結果を残しており、いずれも第3相試験の実施に向かっています
▽HEALEY ALS platformは複数の薬剤でプラセボ群を共有するなどの共通の試験プラットフォームを使用して、効率的に治療薬候補を探索するための枠組みです
▽これまでにzilucoplan、verdiperstat、CNM-Au8、pridopidine、SLS-005の5つの薬剤でエントリーが完了し、6番目の薬剤であるABBV-CLS-7262で先月エントリー開始となり、7番目の薬剤であるDNL343は今年後半に開始予定となっています。
▽4つの試験の中間解析結果が公表されており、うちzilucoplanとverdiperstatの2つは有効性が示せませんでした。しかしCNM-Au8は死亡リスクの減少効果を示唆する結果が得られ、pridopidineについては主要評価項目は達成できませんでしたが、進行の早い一群で有効性を示唆する結果が得られたことから第3相試験が予定されています。
引用元
https://alsnewstoday.com/aan-2023/aan-2023-als-treatments-idd-healey-trial-move-toward-phase-3-tests/
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