▽日本でALS治療薬候補であるEPI-589の探索的な第2相試験が進行中です。今年10月には終了予定となっています。
▽EPI-589はR-troloxamide quinoneと呼ばれる小分子であり、経口投与され、酸化的ストレスを軽減することによる病態改善効果が期待されています
▽基礎実験では、エダラボンを上回る抗酸化作用が確認されています。またALSモデルマウスにおいて病態進行遅延効果が確認されました。
▽健常者を対象とした第1相試験では安全性が確認されました。19名のALS患者を対象とした第2相試験で500㎎を2回投与され、安全性が確認され、髄液中のバイオマーカーにおいて改善がみられました
▽現在進行中の探索的第2相試験では500㎎を1日3回投与され、安全性、忍容性が確認される予定です。副次的評価項目では有効性についても評価される予定ですが、今後さらに大規模なプラセボ対照試験が行われることが期待されます
引用元
https://alsnewstoday.com/news/exploratory-phase-2-clinical-trial-epi-589-als-is-ongoing-i/
- 関連記事
-
- uniQure社がAPB-102開発の権利を獲得
- EPI-589の探索的第2相臨床試験が進行中
- TDP-43のC末端ドメインをターゲットにする免疫療法がALSモデルマウスで神経保護作用