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ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
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トランスサイレチンは自食活性化によりTDP-43蛋白症を改善する
▽TDP-43蛋白症はALSなどTDP-43の細胞質内封入体形成を特徴とする疾患です。

▽今回、研究者らはモデルマウスおよびヒトALS-FTLD患者においてトランスサイレチンがTDP-43細胞質内封入体とともに蓄積することをみいいだしました。 老齢マウスにおいてはトランスサイレチンの発現は劇的に減少を示しました

▽トランスサイレチンを過剰発現させると、細胞質からのTDP-43の自食作用による除去が促進することがわかりました。トランスサイレチンによる自食作用の亢進はATF4を介したものであることがわかりました

▽FTLD-TDPモデルマウスの神経細胞においてトランスサイレチンを発現させると、自食作用が回復し、TDP-43凝集体のオートファゴソームによる標的化が促進し、神経病態と運動機能障害が改善することがわかりました。

▽以上の結果は、トランスサイレチンがTDP-43蛋白症において治療的に作用する可能性を示唆するものです

(この研究は台湾、National Cheng Kung UniversityのChuらにより報告され、2022年11月10日付のBrain誌に掲載されました)
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