▽mitofusinの持続的な活性化はSOD1変異ALSモデルマウスの病態進行遅延効果をもたらし、神経細胞喪失の減少と神経筋接合部機能の改善がみられました。
▽mitofusin活性化はミトコンドリアの運動性能や神経筋接合部での滞在能を改善し、ミトコンドリア内での活性酸素産生の減少をもたらしました
▽以上の結果は、ミトコンドリアの病態を治療対象とすることが有望なアプローチであることを示唆するものです。
(この研究は、アメリカ、Washington University School of MedicineのDangらにより報告され、2022年11月23日付のHum Mol Genet.誌に掲載されました)
- 関連記事
-
- O,S-dibenzoyl thiamineはFUS変異ALSモデルマウスの病態改善効果をもたらす
- mitofusinの活性化はSOD1変異ALSの病態を改善する
- マクロファージを標的としたNP001は腸管微生物移行現象を通じてALSの病態を緩和する