・2021年はNurOwn細胞の第3相試験の結果が判明するなど、大きな動きがありました。全体としては残念な結果でしたが、発症後早期のケースについては治療的効果が期待できる可能性があるということで、さらに検証に向けての動きが進んでいる状況です。また試験を通じて得られた結果が新たな治療法開発につながることも期待されます。
・2022年は注目のAMX0035の承認の行方や、HEALEY platformの試験結果、日本からも有望な治療薬候補が提案されるなど期待される動きがあります。今月にはTDP-43凝集体の三次元構造が初めて判明し、治療ターゲットになりそうな立体構造が明らかになるなど、治療法開発や病態解明に向けての動きも着実に進んでいますので、来年の良いニュースに期待したいと思います。
・皆様におかれましては、どうか体調にお気をつけになり、良い新年をお迎えください
・来年もよろしくお願いいたします
管理人 ひで
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昨年度も毎月更新して頂き誠に有難うございます。非常に参考にしております。大変助かります。今後ともよろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
今後も定期的に情報をお届けできるようにがんばります
コメントありがとうございます。
ワクチンに伴う有害事象については、厚労省のホームページで全て公開されています。1月21日付の最も新しいものはこちら(https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000884769.pdf)をご参照ください。国際的に標準化されたコードに従って、有害事象が分類されています。
残念ながら頻度が少ない有害事象(例えば100万人に1人発生するような有害事象であり、かつ同期間に同程度の自然発生が起こりうるもの)であれば、仮に因果関係があったとしても、現在までの接種回数(高々1億回)では統計的に証明することは困難かもしれません。
ご質問への直接的な回答にならずすみません。