▽この治療法では、患者から制御性T細胞を採取し、それを神経保護的な機能を有する細胞に誘導し、再び患者自身に静注で戻す方法がとられます。現在第2相試験が行われています
▽Coya社は制御性T細胞の凍結保存プラットフォームを使用して、細胞を効果を失うことなく凍結させる方法を開発しました。これにより、1回の製造工程で1年間の治療に十分な量の制御性T細胞を生成し、凍結させた後、必要に応じて細胞を解凍して、定期的に、あるいは毎月の移植に使用することができるようになりました。
▽第1相試験では、ALS001の安全性と忍容性が確認され、3名のALS患者において病初期および後期の病態進行を低下させることが確認されました
▽現在進行中の第2a相試験では、12人のALS患者を対象に、プラセボと比較して6ヶ月間、毎月の移植により制御性T細胞が投与され、制御性T細胞機能の経時変化や病態進行への効果などが検証される予定です
引用元
https://alsnewstoday.com/news-posts/2021/02/05/coya-therapeutics-als001-treg-off-shelf-therapy-als-progression-phase-2-trial/
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