▽フマル酸エステルの中でもフマル酸ジメチルが神経変性疾患の病態改善において有用である可能性が報告されています。フマル酸ジメチルはNrf2( nuclear factor
erythroid 2-related factor 2)経路を通じて効果を発揮すると言われています
▽今後フマル酸ジメチルの有効性が臨床試験で検証されることが期待されます
(この総説はイタリア University of MessinaのScuderiらにより報告され、2020年7月17日付のAntioxidants誌に掲載されました)
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