▽Orion社のALS治療薬候補であるレボシメンダン(ODM-109)が第3相試験において期待された効果がみられなかったことが明らかになりました
▽レボシメンダンはもともと急性心不全治療薬として発売されている薬剤ですが、呼吸筋などの機能改善が期待され、第2相試験では仰臥位での肺機能を保持する作用があることを示唆する結果がえられていました。
▽第3相試験では492名のALS患者が対象となり、プラセボ対照で最長48週間投与され経過観察されました。
▽主要評価項目は12週後の仰臥位でのSVCで、副次的評価項目はALSFRS-Rなどでした。Orion社のプレスリリースでは、いずれの尺度においても有効性を示唆する結果が得られなかったとのことです
引用元
https://alsnewstoday.com/2020/07/30/phase-3-update-orion-levosimendan-fail-breathing-problems-als
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