▽ヘスペレチンはLPS処理モデルマウスにおいて、TLR4, GFAP, Iba-1, リン酸化NF-kBなどの発現を減少させ神経炎症を緩和する効果を有する可能性を示唆する報告があります。
▽また過酸化水素を投与した細胞モデルにおいて、ヘスペレチンは酸化的ストレスを減弱させ細胞保護作用を有することが報告されました
▽以上の結果はヘスペレチンがALSに対しても治療的な効果を有する可能性を示唆するものであり、今後の治療効果の検証が期待されます
(この総説は、韓国、Gyeongsang National UniversityのKhanらにより報告され、2020年7月10日付のAntioxidants誌に掲載されました)
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