▽発症前SOD1変異ALSモデルマウスの後肢筋に対して骨髄細胞を注入したところ、治療的効果は観察されませんでした。一方で筋肉内への注入と、脊髄内への注入を併用したところ、運動機能の有意な改善効果がみられました。また晩期においても運動神経細胞保持効果とミクログリオーシスの減弱が観察されました。複数の部位への注入が治療的効果を高めることに有用な可能性があります
(この研究は、スペイン、Universitat Autònoma de BarcelonaのMatrinez-Murianaらにより報告され、2020年2月7日付のStem Cell Res Ther.誌に掲載されました)
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