▽Bloom Science社とデューク大学は、アッケンマンシア属についての技術的ライセンスを獲得することについて同意しました。このバクテリアはALS動物モデルにおいて病態進行遅延効果を有することが確認されています
▽腸内細菌叢はヒトの健康や病態、治療に対する反応性などに影響を与えることが知られています。ALSにおいてもモデル動物と健常動物において、腸内細菌叢構成が異なることが知られています。ヒトにおいても同様のことが報告されており、アッケンマンシア属の代謝産物であるニコチンアミドがALS患者の中枢神経において減少していることが報告されています。
▽研究者らはアッケンマンシア属の遺伝子改変を行い、より治療的効果を高める工夫を行いました。Bloom社は今回の同意により、このバクテリアを用いた新たな治療法開発に乗り出すことになります。
引用元
https://alsnewstoday.com/2020/02/04/bloom-science-granted-exclusive-option-license-gut-microbiome-based-therapies-als-other-neurological-disorders/
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