▽研究者らは宮古島のコセンダングサ抽出物が、発症後のSOD1変異ALSモデルマウスに与える影響を調べました
▽コセンダングサ抽出物は2g/kg/dayにて発症後の15週齢のモデルマウスに経口投与されました。その結果、非投与群と比較して20日間有意に生存期間の延長効果を認め、GFAPやIba-1で測定されたアストロサイトやミクログリアの活性化についても減弱を認めました。
▽以上の結果は、発症後のALSモデルマウスに対してコセンダングサ抽出物が治療的効果を有する可能性を示唆するものであり、今後の臨床応用が期待されます
(この研究は日本大学のKosugeらにより報告され、2020年1月29日付のOxid Med Cell Longev.誌に掲載されました)
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