▽Brainstorm社はRight to try法(こちらの記事参照)によるNurOwn細胞の提供を行わないことを公表しました
▽NurOwn細胞については、right to try法の適応条件となる、主な4つの条件のうち、(1)臨床試験が行われた施設での限定的かつ安全な提供、(2)患者がNurOwn細胞の利益と有害性について十分に理解していること、(3)第3相試験のエントリー基準に不適合となった患者への限定的な提供、の3つの条件は満たしたものの、(4)資金力の不十分な患者に対してアクセス可能とする方略があること、の条件について解決することができないため、この法案による提供ができないということです。
▽現在同社はNurOwn細胞の第3相試験を実施中です。
▽アメリカALS協会も、ALS患者がFDA未承認であっても新規治療法に迅速にアクセスすることを可能にする方向性を支持しつつ、一方で新規治療法開発と承認がさらに加速して、実際に患者が治療を受けることができるようになることが必要であると述べています
引用元
https://alsnewstoday.com/2018/06/29/als-therapy-nurown-not-available-under-new-policy-brainstorm-decides/
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