▽今回ALS患者に対するrasagiline 1mgのリルゾール併用の有効性、安全性についてのプラセボ対照第2相試験が行われました
▽ドイツで行われたこの試験は、252名の患者を対象に、最長18ヶ月間で行われました
▽その結果、rasagilineに有意な生存期間延長作用は確認されませんでしたが、事後解析によりエントリー時点での病態進行速度の速い(ALSFRS-Rで0.5点/月以上)群については、rasagiline投与により病態進行遅延効果がある可能性を示唆する結果が得られました。今後の臨床試験での検証が期待されます
(この研究は、ドイツ、University of UlmのLudolphらにより報告され、平成30年6月18日付のLancet Neurology誌に掲載されました)
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