今回、初めてX染色体上にあるユビキリン1(UBQLN2遺伝子)が、家族性ALSおよび認知症を伴うALSの原因遺伝子の一つであることが証明されました。遺伝歴のない孤発性ALSにもこのUBQLN2が関連していることも病理学的に示され、本原因遺伝子同定は、今後のALS研究に重要な示唆を与えるものとなります。
*米ノースウエスタン大(Northwestern University)の研究チームは、近畿大学医学部堺病院 平野牧人准教授が共同研究者となっています。メディアもアメリカばかり持ち上げないで、日本の研究者のことも掲載すればいいのに!
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