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ALS(筋萎縮性側索硬化症)に負けないで
全世界から最新の治療情報を見つけ出し、ここで紹介します。完治するまで戦い続けましょう!
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iPS抜きで神経細胞 米チームが人の皮膚細胞使い
 人の皮膚の細胞に4種類の遺伝子を入れるだけで神経細胞に変化させることに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。皮膚などの体細胞から治療などに必要な細胞に直接、変化させる「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる方法が人の細胞で成功したのは初めて。
 研究チームは遺伝子4種類を人の皮膚細胞に入れて4~5週間培養した。約半数が神経細胞の一種ニューロンになり、神経細胞として働くことも確認した。
 遺伝子4種類のうち3種類は、マウスの皮膚細胞からニューロンを作る際、使った。マウスは3種類で足りたが、人の場合はもう1種類の遺伝子を追加しないとできなかった。
 従来は、体の細胞をiPS細胞(人工多能性幹細胞)にいったん変化させてから、改めて必要な細胞に変化させる方法が主体だった。

▽記事引用元 朝日新聞(2011年5月27日9時2分)
http://www.asahi.com/science/update/0526/TKY201105260589.html

▽スタンフォード大プレスリリース(英文)
http://med.stanford.edu/ism/2011/may/wernig.html

▽Nature
「Induction of human neuronal cells by defined transcription factors」
http://www.nature.com/nature/journal/vnfv/ncurrent/full/nature10202.html

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Elan社 Proteostasis社との神経変性疾患治療薬探索提携を発表
2011年5月25日、Elan(エラン)社は、パーキンソン病、ハンチントン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症(ルーゲーリック病、ALS)等の神経変性疾患の治療/診断低分子薬の開発を目指すProteostasis Therapeutics社との事業提携を発表しました。
一日も早く臨床試験を開始して頂きたいものですし、一日も早く市場に投入して欲しいです。
薬指の長さが筋萎縮性側索硬化症に関係
人差し指に比べて薬指が相対的に長いことが、致死的な神経系疾患である筋萎縮性側索硬化症(ALS)と関連していることが、英国の研究者らによって報告された。ただし、これは薬指の長い人がこの疾患を発症する、もしくはリスクが高いことを意味するものではないという。

英キングス・カレッジ(ロンドン)神経学・複合疾患遺伝学教授のAmmar Al-Chalabi氏は、「今回判明したのは、ALS患者では薬指が人差し指よりも相対的に長い、より “男性的な”手が多いということである。ALSが男性に多いことは知られているが、この研究はその理由が子宮内で曝露されるホルモンのバランスと関係することを示唆している。これは、指の長さは胎児期に曝露される男性ホルモンの量によって一部決まるためである」と述べている。

同氏らは、ALS患者とそうでない者110人の手と指の長さをデジタルカメラで撮影し、各被験者の右手の人差し指と薬指の長さの比(2D:4D比)を調べた。この比が小さいと、人差し指に比べて薬指が相対的に長い。科学者らは、これが出生前の高テストステロン濃度のマーカーであると考えており、男性は薬指が長く、女性がそうでない理由である可能性が高いという。

研究の結果、ALS患者では非ALS患者に比べて2D:4D比が小さいことが判明した。Al-Chalabi氏は「子宮内の男性ホルモンは神経系や筋肉をより男性らしくするだけでなく、ALSリスクも高める可能性がある」と述べている。ただし、2D:4D比はスクリーニングツールとしては有用でないという。研究結果は、「Journal of Neurology, Neurosurgery and Psychiatry神経学・神経外科学・精神医学」オンライン版に5月9日掲載された。(HealthDay News 5月9日)

第52回日本神経学会学術大会に行けなくなった
第52回日本神経学会学術大会に参加する予定にしておりましたけれども妻が癒着性中耳炎となり、手術を行い、現在入院中ですので参加出来なくなりました。毎日二人の子供の世話と妻の世話で手が一杯です。
しかしどうしても抄録集を読みたいのでどなたか入手されている医療関係者か大学関係者でお持ちの方はコピーでも良いので譲って頂けないでしょうか?お願いします。
ハイブリッド人工神経が傷治す…マウス実験成功
 様々な組織の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)と、高分子化合物製のチューブとを組み合わせた「ハイブリッド(複合)型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を再生させることに、大阪市立大の中村博亮教授と奈良県立医科大の筏(いかだ)義人教授らが成功した。

 けがや病気で傷ついた手足の神経の新たな治療法として期待される。

 手術用縫合糸の材料になる高分子化合物を加工、表面は頑丈で内側はスポンジ状の2層構造のチューブ(直径2ミリ)を作製。スポンジ層にマウスのiPS細胞から作った神経系細胞を染み込ませた。

 後ろ脚の神経が5ミリ欠損したマウスに、この人工神経を移植したところ、3か月後には生活にほとんど影響がないまでに歩行能力が改善した。スポンジ層に神経系細胞を染み込ませなかった場合は回復しにくく、何も移植しないと脚がまひしたままだった。

(2011年5月10日07時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110510-OYT1T00156.htm
糖鎖生物学入門
みなさん!こんにちは、
化学同人の糖鎖生物学入門を購入しました。患者様の助けになるかもしれないと思い、勉強を開始しました。夜は、子供たちと遊んでいるので本を開く時間がないので朝の5時に起きて読んでおります。化学系の大学で勉強していたのでそれなりに理解は出来ますが、生物学は難しいですね。
糖鎖生物学入門
第52回日本神経学会学術大会
5月18日(水)~20日(金)
第52回日本神経学会学術大会が開催されます。参加したいのですが、難しいので抄録集を入手したいのですが知り合いの医者及び医療関係者で参加される方は、いらっしゃらないでしょうか?興味深い論文が掲載されているので、ぜひ読みたいです。
http://www2.convention.co.jp/neuro2011/

本来ならば以下の講演も聞きたいです。
教育講演4:多系統萎縮症の変性のはじまりは神経細胞からかグリア細胞からか
5月18日(水) 7:45~8:20 4A会場(4号館1階白鳥ホール(北))

教育講演7:神経疾患と糖鎖生物学:新たな生命鎖の役割
5月19日(木) 7:45~8:20 2E会場(2号館3階会議室232+233)

1.ALS:5月18日(水) 15:00~16:45 1A会場(1号館2階センチュリーホール)
座長:祖父江 元(名古屋大学神経内科)
Don W. Cleveland(Ludnig institute, University of California at San Diego, USA)
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